シンガポールまで国際音楽コンクールを受けに行く生徒様に向けて、
ピアノマスタークラスの依頼を受け、
台北までいってまいりました。
最初は緊張して、表情もこわばっていた生徒様ですが、
レッスン時間の中で、もの凄い成長を見せてくれ、講師としてもとても喜ばしい日となりました。
本日は特に以下の3つの点についてお話しさせて頂きました。
・良い音のバランスの作り方
・緊張しても強張らない身体の保ち方
・鍵盤の秘密
まずは
●良い音のバランスの作り方について
どうしても小さなお子様においてやりがちな楽器の鳴らし方が、
ー鍵盤を叩くような仕草
ー力の方向性がただ下へ向かう弾き方
ー音の優越が分からず、全ての音を同じ位大きくそうする奏法
音が重なる際バランスを考えないと、とても固い音質になってしまいます。
どの音バランスが1番綺麗に感じるか、一緒に確かめ、
それを達成するためには、どんな練習がいいのかをお伝えしました。
●緊張しても強張らない身体の保ち方
人前だと緊張して、肩が上がってしまったり、息が詰まってしまう生徒様がいらっしゃいました。
曲の中でテクニックが難しい所が近くなると、特に体がこわばり、普段通りに弾けなくなってしまう。
そんな生徒様のためには、まずはピアノを弾く前のストレッチ、そして下丹田を意識した呼吸の使い方をお伝えしました。
●鍵盤の秘密
鍵盤へのアプローチとして、鍵盤のあそびの部分をしることは、安定した響く“p“の音を出すのに必要です。また、“p”だけでなく、“f“の音も、豊かになること間違いないので、どのピアノ学習者にも必ず手に入れてほしい感覚です。
私が説明するよりも、調律師さんがわかりやすく説明されているビデオを見つけたので、是非一度ご覧になってみてください。