前の記事では、楽譜の読み方から、指の使い方まで総合的に説明してある教本を紹介したのですが、今回は番外編で、プラスアルファで持っているといい教材を紹介していきます!
出版:全音楽譜出版社
ハノンとはピアニストみんなが使ったことのある、テクニック教材です。
(シャルル=ルイ・アノンさんのピアノの教則本「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」のことが、日本では、ハノンピアノ教本と呼ばれています。)
目的が、一つ一つの指を独立させること、5本の指を平均して訓練することで、同じパターンの繰り返しの練習なのですが、使いづらい指(薬指や小指)が連続して出てきたりするので力が入ったり、頭と身体の接続が混乱してしまいます。
日本ではメジャーな練習曲集となっていて、いろんな音楽教室で用いられているのですが、様々な出版社さんから出されていて、どれを選ぶべきが迷われると思います。一般的に有名なのは、全音楽譜出版社、や音楽之友社版で、他の出版社は、練習に対する説明など補足を入れた物になるかと思うのですが、その中でもこの、はじめてのハノンは、秀逸です!パッと楽譜を見たときに生じる混乱や、ミスが防げるように、その練習にぴったりの予備練習が書いてあり、初心者でも子供でも簡単に理解できるようになっています。
しま子、ハノン苦手なんだけど、この予備練習っていうのやったら上手になったよー!
そうね!しま子ハノン嫌いって言ってたのに、よく弾けるようになったわね!予備練習からしっかり取り組んだおかげね!
お父さんも、最初にチャレンジした時には、なかなかうまくできなかったのだけど、一つ一つ慌てずに、予備練習からきちんと取り組んでいったら、、不思議とできるようになるものなんだなー!
まとめ
- 予備練習が充実している
- 初心者用にわかりやすくできている
- 本自体も薄くてコンパクト
こんな人にオススメ!
初心者はもちろん、ハノンに苦手意識のある経験者も!
ピアノ上達練習法
出版:自由現代社
初心者用の本だと、そこまで詳しく書かれていない、ピアノの様々なテクニックが、とてもわかりやすく書いてあります。
楽譜が読めるようになり、指も動いてくるようになった時に、楽譜に書かれているアーティキュレーションや音の響きのことなど、もっともっと色々知りたい、と思っている学習者にピッタリの本です。
言葉も噛み砕いてあり、図形で音の衰退が描かれてあるなど、とてもわかりやすくコンパクトです。
この本で、今まで悶々としていたことがとスッキリしたわ!
特にスタッカートのお話が、すごくわかりやすかった!
一日1ページでゆっくりとしたペースで読んでいけそう!もし可能なら、習ってる先生に、できているかチェックしてもらいながら学んでいきたい一冊だね!
まとめ
- 初中級者におすすめ!
- 難しいテクニックのことが、噛み砕いてわかりやすく書いてある
- ならっている先生にチェックしてもらえたら、より身につく!
こんな人にオススメ!
初心者でも中級者でも、より一歩踏み込んだ技術力を手に入れたい人!
難しい本が苦手で、簡単シンプルに書いてあるのが好きな人。
アーティキュレーションを極めたい人。